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少しくらいなら大丈夫?下水道の正しい使い方

ページID:0011759 更新日:2025年8月22日更新 印刷ページ表示

毎年9月10日は「下水道の日」です。
下水道の大きな役割の⼀つである「雨水の排除」を念頭に、⽴春から数えて220日(にひゃくはつか)にあたる9月10日は、台風シーズンということで「下水道の日」と定められました。

この「下水道の日」が近いということで、今回は下水道に流してはいけないもについてご紹介します。

生ごみや髪の毛などの水に溶けないもの、冷えて固まり詰まりの原因になる油、引火性の高いアルコールなどの危険物、排水管を傷めてしまう熱湯・・・。下水道には、流してはいけないものがあります。

少しなら大丈夫でしょ?って思っていませんか?
実際に排水管の中は見えないので、実感が持てないかもしれません。
ですので、透明なパイプで実験してみました。

洗面所などの排水管に使われる封水トラップ(S字トラップ)に、髪の毛に見立てたビニールひもを排水管に流してみます。
排水トラップ

        ↓

排水管にビニールひもを流す
ビニールひもが排水トラップの水が溜まっているところに、浮いて溜まってしまいました。
実際の排水管の内側は、ぬめりが発生しているため、管の内側に髪の毛がへばりつくように引っかかったりします。
水の流す量によって、トラップの底に引っかかったり、そのまま流れていったりするようです。
髪の毛などの細くて長いゴミは、そのまま流れたとしても、排水管の角などで他のゴミと絡まり、水の流れを悪くします。
下水処理場に届いたとしても、微生物による分解が難しく、処理能力を低下させてしまいます。

ゴミが引っかかったまま使い続けると、水に溶けないゴミがさらに引っかかります。
細い髪の毛が排水管を詰まらせる程の大きさになるのは信じられないかもしれませんが、石鹸カスや皮脂、ほこりなどで、長い時間をかけて大きな塊になります。
またゴミなどが溜まっていると、悪臭の原因にもなります。
排水管にビニールひもを流す2
排水管が詰まってしまい、自分で解決できないときは、必ず「指定工事店」にお願いしてください。
修理代がかかり、その間は水を使うことができないかもしれません。
今回はS字トラップで検証しましたが、どの排水管でもゴミなどを流せば詰まってしまう可能性があります。
排水管を詰まらせないために、ゴミ受けを設置し、ティッシュペーパー、髪の毛、タバコの吸い殻などの水に溶けないものは、流さないようにしましょう。

少しなら大丈夫と思わず、チョットした心がけが、下水道を守ることにつながります。
この機会に暮らしを支える下水道について、考えてみませんか?
下水道を正しく使いましょう


 

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