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水道水は、川やダムの水を水源にしています。川やダムから取った水は、そのままでは飲めないので、浄水場でろ過や消毒などの工程を経て安全に飲めるようにしています。
では水道水になるまで、どれくらいの時間がかかると思いますか。
今回は無人で水を作る松原浄水場の仕組みをご紹介します。
(見崎浄水場編はこちらから)
1.蔵王ダムや不動沢川などの水を取り入れる
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2.次の処理をしやすくするために、水の勢いを弱め、水を集める(5分)
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3.汚れを沈める薬品を混ぜて、速くかき混ぜる(5分)
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4.ゆっくりかき混ぜて、汚れ同士を連結させ大きなかたまりにする(45分)
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5.装置を通して汚れのかたまりを沈め、きれいな上澄みを集める(120分)
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6.塩素消毒し、砂の層に通して小さな汚れを取り除く(85分)
※ろ過の層の厚さは70センチで、4日に一度、空気と水で表面に溜まった汚れを洗浄します。
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7.できあがり
浄水場に水が入ってきてから、約4時間20分の時間をかけて、安全安心でおいしい水道水を作っています。
その後、松原配水場、熊の前配水場、鈴川配水場に送られ、自然流下方式で市内の各家庭に水が届けられます。
実はこの松原浄水場、原水を集める前に、水力発電を行っています。
経費を抑えることができ、さらに水力発電は二酸化炭素を排出しないので、環境にも優しい施設になっています。