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小水力発電施設
松原浄水場小水力発電施設
平成23年3月に発生した東日本大震災を契機に「再生可能エネルギー」の導入検討が行われ、山形市の市有施設では初めてとなる小水力発電施設が平成26年9月に山形市制施行125周年記念事業として松原浄水場に完成しました。
この施設は、補助金を活用し総事業費約3億3,500万円を投じて建設しました。
停電時でも水の自然流下で発電して水道水の安定供給が可能となるため災害に強く、さらに松原浄水場内で使用するすべての電力量を賄えることで経費の節減にもつながります。
発電機は、ポンプ逆転方式の水車により、水源である蔵王ダムの導水管第4減圧井から松原浄水場着水井までの落差77mと36,000立方メートル/日の水量をエネルギー資源として稼働します。平均出力は100Kw(最大出力は140Kw)で、年間発電量では約100万kwhを想定しており、一般家庭の約300世帯分の電力使用量に相当します。
また、年間約600トンの二酸化炭素の発生を抑えることが出来ます。この削減量をスギの木の二酸化炭素吸収量に置き換えると、約43,000本に相当します。