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山形の秋の風物詩のひとつ「日本一の芋煮会」。
直径6.5メートルの大鍋「三代目大鍋・鍋太郎」で、約30,000食を調理します。
この調理に必要な水の量はなんと6,000リットル!
実は、山形市の水道水が使われています。
では大鍋に水道水を注入する流れをご紹介します。
【日本一の芋煮会フェスティバルの前日】
★午後1時00分
山形市上下水道部の本庁舎である上下水道施設管理センターを2台の給水車が出発。
★午後1時20分
東消防署本署(消防本部)の給水塔より給水車に水を入れます。
※給水塔は地下に埋まっている水道管につながっているので、普段使っている水道水と全く同じです。
★午後2時00分
馬見ヶ崎川河川敷にある日本一の芋煮会会場に到着。
1台ずつ大鍋に水を入れます。
※写真は令和6年の様子
全量入れ終わると、再び消防本部の給水塔で水の補給をします。
その後、1台目は大鍋へ、2台目は3メートルの鍋等に水を入れます。
ちなみに給水車の積載物は飲料水のみです。上の写真にある作業で使用しているホースは内張り、結合金具、パッキンには、全て食品衛生法に適合した材質を使用しています。
こうした厳重な衛生管理の下、大鍋には合計6,000リットル、給水車3台分もの水が注入されます。
今年の日本一の芋煮会フェスティバルは9月14日です。
当日は上下水道部も給水車を出動させ、水道水を提供します。
芋煮で使用する山形市の水道水(松原浄水場系)は硬度20度前後の軟水。
味を染み込ませたい煮物等に最適で、芋煮との相性も抜群です。
ぜひ安全安心の山形市の水道水を使った芋煮を美味しく食べてください!