本文
山形市上下水道部では、飲料水2,000リットルを運べる給水車を2台、1,600リットルを運べる給水車を1台、所有しています。
1人あたり1日に必要な飲み水は3リットルなので、2,000リットルの給水車なら約660人分を一度に運べます。
また、ポンプが付いているので、建物の屋上などにあるタンク(高架水槽など)へ給水することもできます。
給水車に水を入れる場合は上から注入し、蛇口が付いている後方から皆さまに水をお配りします。
タンクの水の残量は液面計で確認します。
直近では、能登半島地震の災害派遣で給水車が活躍しました。
全国的な応援体制があるため、大規模災害によって断水となった場合には、他の自治体とともに応急給水や応急復旧などの支援を行います。
能登半島地震では100台以上の給水車が集結しました。
現地での給水車への水の補給は、海上保安庁の巡視船からも行いました。
もしもの時のために、給水車から水を運ぶ「容器の備え」をお願いします。
持ち手が付いて容量10リットル程度が便利です。ホームセンター等で購入できます。
自宅にあるリュックサックにペットボトルを入れる方法もあります。背負うことで重さが分散され、両手が空いて動きやすくなるのでおすすめです。
ちなみに・・・
ある災害派遣の際、被災地ではこんなことを聞かれました。
「給水車の水は飲めますか?」
たびたび、何人からも聞かれました。
給水車の水は"飲料水"です。
下の画像にあるように、タンクの内容物は"飲料水"と定義されています。
給水車の水は普段蛇口から出てくる水道水と何も変わりませんので、安心して飲んでください。
ところで、このピカピカな給水車、近くで見てみたいと思いませんか。
毎年恒例の「がんばる車大集合」に山形市の給水車も参加します。
→令和7年5月5日(月・祝)10時~15時45分 ほっとなる通り ※詳細はこちらから
会場では給水車の展示のほか、応急給水の体験や、パネル展示、来てくださった方に数量限定ですが、ちょっとしたお土産も準備しています!
ぜひ、会場に遊びに来てください。