ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > なるほど上下水道ライフ > 知っておきたい「災害時の水の使い方」

本文

知っておきたい「災害時の水の使い方」

ページID:0010229 更新日:2025年1月10日更新 印刷ページ表示

災害によって断水した場合、蛇口をひねればあたり前に使えていた水道は出なくなるので、いつものように水を使うことができません。しかし、生命の維持には、ひとり一日あたり3リットルの水が必要です。「そんなに飲まない!」と思うかもしれませんが、決して多いということはありません。普段は食事などからも水分はとられています。災害時の限られた水は、まずは飲用が最優先ですが、いざというときに役立つ水の使い方を紹介します。

1.水分補給
適切な水分補給は、脱水症状やエコノミー症候群の予防になります。災害時は、トイレに行きづらいという理由で水分を控えがちですが、その結果、頭痛、便秘、疲れ、体温の低下など体の不調も起きやすくなります。人間の体は半分以上が水でできているので、まずは水分をしっかりとりましょう。

水分補給

2.調理
電気やガスが使えない状況で活躍するのがインスタント食品。その多くが水を必要とします。インスタントラーメンは、お湯を沸かせない状況でも、水を注いで30分ほど待てばラーメンが出来上がります。この場合、食中毒防止のために清潔な水を使いましょう。また、食器には食品用ラップを敷くことで繰り返し衛生的に使え、洗い物を減らすことができます。

3.口腔ケア
風邪などの感染症の予防にもなるので、歯磨きやうがいを実施しましょう。コップを使って少ない水で上手に歯磨きし、歯ブラシの汚れはティッシュ等で拭き取ると水を使いません。歯ブラシがない場合は、ペーパータオルやガーゼを水で濡らし、歯の表面を優しくこすります。口の中をゆすぐだけでも効果的です。

口腔ケア

4.衛生対策
入浴できないとき、濡れタオルをつくると身体を拭き取る「清拭」に使えます。また、ティッシュを濡らすと、食事の前やトイレの後に手指をきれいにでき、洗うより少ない水で済みます。お風呂の水はため置く習慣をつけ、トイレの流し水や洗濯に使いましょう。

 

災害の規模が大きいと水道の復旧に時間がかかることも考えられます。飲料水の備蓄をするなど「水道3つの備え」のご協力をお願いします。

3つの備え


 

より良いウェブサイトにするために、ページのご感想をお聞かせください。

このページの内容はわかりやすかったですか?
この情報をすぐに見つけられましたか?

なるほど上下水道ライフ