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台所やお風呂、トイレなど、私たちは毎日の暮らしの中でたくさんの水を使い、汚れた水を排出しています。その水は下水道管を通って浄化センターに集められ、きれいな水へ戻してから川へ放流しています。
「汚れた水をきれいにするために、たくさんの薬品を使っているのでは?」と思われがちですが、実はそうではありません。薬品を使うのは川へ放流する直前だけ。水を本来のきれいな姿に戻してくれているのは、目に見えない微生物たちの力なのです。
では下水処理の流れを簡単にご紹介します。
1.水の中にある砂や小石などの水より重い大きなゴミを沈めて取り除く
2.微生物が汚れを食べる働きを利用して、水をきれいにする
(空気を吹き込むことで微生物の働きが活発になり、水の中の汚れを効率よく分解します)


3.汚れを食べた微生物を沈め、上澄みの水を消毒してから川へ放流する


このように、処理場で十分に浄化してから放流することで、水環境が守られ、さまざまな生物が安心してすめる環境が保たれます。ちなみに1日あたりの放流水量は約38,000立方メートルです。
山形市浄化センターで働く微生物をいくつか紹介します。
※「すばやさ」は撮影時の微生物の動きで判断しています。倍率は200倍です。
▼エピスティリス

▼ボルティケラ(日本語名 ツリガネムシ)
▼アスピティスカ(日本語名 メンガタミズケムシ)

▼リトノツス

▼トコフィリア

▼アンフィレツプス

【下水道を正しく使用してください】
下水処理の主役は微生物です。
微生物に悪影響を与えるものや、分解できないもの、詰まりの原因になるものは下水道に流さないようにしましょう。
・天ぷら油などの残油
・生ごみや髪の毛などの水に溶けないもの
・引火性の高いアルコールなどの危険物 など
ちなみに微生物は、温度が低いと動きが鈍くなります。また、大量の油で死滅してしまうので、油は流さず新聞紙などで拭き取ってから、ゴミとして出しましょう。