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家の冷凍庫で氷を作ったとき、透明な水道水で作ったのに、氷の中が白くなってしまうことはありませんか。
氷の中にできる白いものの正体は、水道水に溶けているカルシウムやマグネシウムといったミネラル分や空気です。
ミネラル分は、水の状態だと溶け込んでいますが、凍らせると不溶解性の物質に変化し、白い浮遊物となって現れることがあります。
また、水は凍る際、外側から凍っていき、水中の空気を内側に押し出すため、白く濁って見えます。
異常ではありませんので、安心してお使いください。
では、お店のような透明な氷は、自宅では作れないのでしょうか。
★準備するもの
大きめの容器、発泡スチロールの箱、タオル
★作り方
1.容器に水道水を入れる
2.容器を発泡スチロールの箱に入れ、隙間ができないようにタオルを詰める
(蓋はしないようにしましょう)
3.冷凍庫に入れる
出来上がったものがこちら↓
下の方が白くなり、上の方は透明で綺麗な氷ができました。
発泡スチロールの箱は蓋をしないままにしているので、上の方(一方向)から時間をかけてゆっくり凍ります。
不純物より、純粋な水が先に凍るので、上の方が透明(純粋な水)、下の方が白く(ミネラル分など)なっています。
アイスピックなどで白い部分を取り除いて、透明な氷を楽しんでください。
白い部分を取り除くのが面倒な場合は・・・
完全に凍る前に、冷凍庫から取り出してください。
上の方から凍っていくので、まだ凍っていない下の方の水を取り除いてください。
お使いの冷凍庫によって、凍る時間が異なると思いますので、ぜひ何度かチャレンジして、透明な氷を体験してください。作った氷は保存袋等に入れて、冷凍庫で保存しましょう。